【重 要】東京藝術大学奏楽堂における万博体育APP官方网_万博体育manbetx3.0感染拡大防止対策とご来場されるお客様へのお願い(R3.4.5更新)
奏楽堂における演奏会等の開催につきまして、お客様に安心してご来場いただけるよう、万博体育APP官方网_万博体育manbetx3.0感染拡大防止へ取り組んで参ります。
感染予防及び拡大防止のため、みなさまのご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
日時 |
2021年6月4日(金) 18:30~プレトーク:斉木由美 鈴木純明 |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
?4/14(水)~販売開始 3,000円(全席指定) ※就学前のお子様の同伴?入場はできませんので、ご了承ください。 |
主催 | 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部 |
後援 | 特定非営利活動法人日本現代音楽協会 一般社団法人日本作曲家協議会 |
チケット取り扱い |
ヴォートル?チケットセンター TEL:03-5355-1280 チケットぴあ TEL:0570-02-9999 藝大アートプラザ(店頭販売のみ) TEL : 050-5525-2102 東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650 イープラス(e+) |
学生?教職員券 申込フォーム |
【申込フォーム】 【対象】 |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
藝大21
文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」
創造の杜2021
藝大現代音楽の夕べ
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今回で11回目となる「藝大現代音楽の夕べ」は、大学院音楽研究科修士課程作曲専攻から生み出された学生作品、山下真実と波立裕矢の二作と、教員作品として私自身の作品、計3曲のオーケストラ作品が初演されます。また、藝大作曲科卒業後、パリ国立高等音楽院で学び、フランスを中心に創作活動を続け2005年にパリで客死した、平義久氏の 《クロモフォニー》(1973)を演奏します。昨今、モーニングコンサート、新卒定期、 そして「創造の杜」で演奏された、藝大作曲科学生や作品が注目され、芥川也寸志サントリー作曲賞や日本音楽コンクールで高く評価されています。これらは、音楽学部、演奏藝術センター、藝大フィルハーモニア管弦楽団のご尽力によるものと、深く感謝する次第ですが、藝大から発信される新しいオーケストラ音楽が、今後も日本の現代音楽創造を担っていくことを期待してやみません。また平義久氏は、メシアンやデュティユーらの世代と、スペクトル楽派やIRCAM世代の中間に位置付けられますが、代表作《クロモフォニー》が日本初演(1974)された際の(私をはじめとする現在の作曲科教員達の学生時代でしたが)、その強い印象を克明に記憶しています。伝統的であれ今日的であれ、それらの作品を生み出すのは、「創作術(ポイエシス)」としてのヨーロッパ伝来の技法であり、それらの技術の「伝習所」として、明治初期の「音楽取調掛」から「東京音楽学校」に至る歴史性 を、今後も藝大作曲科は負っていかざるを得ません。「藝大現代音楽の夕べ」は、現代日本の音楽創造の多様性と可能性を、大学という教育現場から、広く社会?世界に問うものです。
小鍛冶 邦隆(東京藝術大学音楽学部作曲科 主任教授)
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■ 曲 目
山下 真実 Mami YAMASHITA
《ルーチェ?デラ?ヴェリタ》 [フラワーイング;ブライテッド;イモータライズ]
Luce della verità [flowering; blighted; immortalize] (2020-21 世界初演)
波立 裕矢 Yuya HARYU
《失われたイノセンスを追う。Ⅱ》
A Lost Innocence Chase II (2020-21 世界初演)
小鍛冶 邦隆 Kunitaka KOKAJI
《ブッファ/オーケストラ Ⅱ》
Buffa / Orchestra II (2021 世界初演)
平 義久 Yoshihisa TA?RA(1937-2005)
《クロモフォニー》
Chromophonie pour orchestre (1973)
■ 出演者
指? ?揮:ジョルト?ナジ(東京藝術大学音楽学部卓越教授)
Conductor: Zsolt NAGY?
管弦楽:藝大フィルハーモニア管弦楽団
The Geidai Philharmonia Orchestra, Tokyo
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■ 作曲者について
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? 山下 真実 Mami YAMASHITA
福井県永平寺町出身。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て同大学院修士課程修了。これまでに作曲を、故山口博史、林達也、金子仁美、鈴木純明の各氏に師事。また 2019年、キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにおいて、サルヴァトーレ?シャリーノ氏の指導を受ける。
初演された主な作品は、6楽器のための《Theory of photography》(東京、2017年)、オーケストラのための《Theory of GRAFFITI》 (東京、2018年)、4楽器のための《Seeing colors in…》(イタリア、2019年)等。絵画などの美術作品への接近による創作を主に行う。2018年安宅賞受賞。一方で、ジャズ理論及び作曲法を水野真和氏に師事。
ジャズや映画、舞台音楽などのエンターテイメ ント作品の制作も行っている。
??波立 裕矢 Yuya HARYU
1995年生まれ。2021年、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。2016年度、 公益財団法人青山音楽財団奨学生。2019年、第35回現音作曲新人賞受賞。同年、 近作による室内楽個展を開催。2020年、第89回日本音楽コンクール作曲部門1位 受賞。併せて明治安田賞、三善賞を受賞。
これまでに作曲を鈴木純明、山本裕之、小崎光洋、久留智之の各氏に師事。作曲の会「たんぽぽ」共同代表。
??小鍛冶 邦隆 Kunitaka KOKAJI
東京藝術大学作曲科で学ぶ。在学中より指揮者?山田一雄のアシスタントをつとめ、 同大学院を経て、パリ国立高等音楽院作曲科、ピアノ伴奏科でメシアン、ピュイグ= ロジェ他に、およびウィーン国立音楽大学指揮科でスウィトナーに学ぶ。パリと ウィーンでコレペティトア(オペラ?コーチ)、オペラ指揮を学ぶとともにシエナ、 ローマでフランコ?フェラーラに師事、またマルケヴィッチ、ロザンタル等に指導を受ける。東京都交響楽団で自作を含むプログラムで指揮デビュー以後、新日フィル、 日フィル、東響、東フィル等を指揮。2003年度にサントリー芸術財団第3回佐治敬三賞を受賞。また2017年、第86回日本音楽コンクール作曲部門本選の指揮?演奏に対して、委員会特別賞をアンサンブル?リームと受賞。作曲家として、クセナキス 作曲コンクール(パリ)第1位、入野賞、文化庁舞台芸術創作奨励賞、別宮作曲新人賞、 国際現代音楽協会(ISCM)?世界音楽の日々?他に入選。CDに《ドゥブル – レゾナン ス》、銀色夏生の詩による《マドリガルI~VI》(以上ALM records)他、著書に『作曲の 技法 バッハからウェーベルンまで』、ベルリオーズ?R.シュトラウス『管弦楽法』 監修(以上音楽之友社)、『作曲の思想音楽?知のメモリア』、訳書にケルビーニ『対位法とフーガ講座』、ボワヴァン『オリヴィエ?メシアンの教室』監修(以上アルテス パブリッシング)等がある。
東京藝術大学音楽学部作曲科教授、また東京大学教養学部、および慶應義塾大学院講師等を歴任。
??平 義久 Yoshihisa TA?RA
1937年6月3日、東京生まれ。ジャズ音楽家の父、後にピアニストになる姉という恵まれた音楽環境のもと、西欧音楽、特にドイツの音楽に慣れ親しんで育つ。ピアノ を高木東六、井上二葉に師事。ジャズ音楽にも興味をいだき、2年間、映画音楽で 有名な塚原晢夫のもとで編曲を学んだ。1962年、東京藝術大学に入学し、作曲を池内友次郎に師事。1966年、パリ国立高等音楽院に入学し、作曲をオリヴィエ? メシアン、アンドレ?ジョリヴェ、アンリ?デュティユーという20世紀を代表する巨匠に師事し、1971年にプルミエ?プリを得て卒業する。1972年、ドメーヌ?ムジカルからの委嘱を受けロワイヤン音楽祭で《イグネッサンス》が初演された。それを機に、後の半生をパリで過ごす。作品はアンサンブル?アンテルコンタンポラン、 イティネレール、フランス国立管弦楽団などの主要な演奏団体、また、ロワイヤン、 メッス、ストラスブール、オルレアン、アヴィニョンなどのフランスの音楽祭のみならず、東京、ベルリン、ダルムシュタット、タングルウッド等、世界の様々な音楽祭で委嘱初演された。すぐれたフルーティスト、ピエール=イヴ?アルトーという良き理解者を得たことで、フルートの秀逸なレパートリーが多い。リリー?ブーランジェ賞、SACEM(フランス音楽著作権協会)大賞、ユネスコ国際作曲家会議賞、フランス 芸術アカデミー?フローラン?シュミット賞ほか、受賞多数。後進の指導にも当たり、 ブーローニュ地方音楽院、パリ?エコール?ノルマル音楽院の教授を務めた。 2005年3月13日、パリで死去。
(編集協力:塩野衛子)
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※スケジュール?曲目?出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
〒110- 8714 東京都台東区上野公園12- 8
交通のご案内
■JR 上野駅(公園口)?鶯谷駅(南口)
? ?東京メトロ千代田線根津駅 より 徒歩10 分
■京成線京成上野駅
? ?東京メトロ日比谷線?銀座線上野駅 より 徒歩15 分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。